メタボ健診

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「メタボ健診」ってご存知ですか?

厚生労働省が、糖尿病などの生活習慣病を予防し医療費の削減を目指して行う、新しい健康診断のことなのです。正式名称は「特定健康診査・特定保健指導」と言います。

この健診で、メタボかその予備軍と判定されると、保健士や栄養管理士から、面接などで食事や運動の「保健指導」を受けることになります。このように、生活習慣の改善指導が企業などの健康保険組合に義務付けられます。

 

「特定健診」の結果、「保健指導」が必要になり「積極的支援」か「動機付け支援」かの判定は次のようになります。

・腹囲が、男性85cm以上、女性90cm以上で、以下の3項目の2つ以上該当する場合で64歳以下の人は「積極的支援」、65歳以上は「動機付け支援」になります。

また、腹囲が、男性85cm以上、女性90cm以上で、以下の3項目の1つ該当する場合で64歳以下の人で喫煙者は「積極的支援」、そのほかは「動機付け支援」になります。

  1)空腹時の血糖値 100mg/dl以上、 平均的血糖値 5.2%以上

  2)中性脂肪    150mg/dl以上、 HDL(善玉)コレステロール40mg/dl未満

  3)血圧      最大130mHg以上  最小85mHg以上


この判定で、「積極的支援」になった場合、面接や電話などで3~6ヶ月間継続的に指導されます。「動機付け指導」は原則1回の面接で、食事や運動などの生活習慣を指導されます。

しかし、ここで、問題になっているのが、男性の腹囲の基準値です。男性の方が女性より厳しいのはおかしいし、腹囲が85cm位の男性は平均的であり、最も多くいる。この基準だと健康な人も引っかかってしまうのでは、と言う声もあります。

 

国際的に見ても、男性の方が厳しいのは日本だけで、米国では男性102cm超、女性88cm超を腹囲の基準としてます。


また、約160の国と医師らで作っている「国際糖尿病連合」の基準では

欧州           男性94cm以上、女性80cm以上、
中国・南アジア    男性90cm以上、女性80cm以上
日本人         男性90cm以上、女性80cm以上

という基準を打ち出しています。

 

厚生労働省の試算ですと、「特定健診」は40歳から74歳までを対象にし約5700万人で男性の50%、女性の20%がメタボ予備軍に当てはまり、合計約1900万人に対し「保健指導」をすることにより、2015年度までに糖尿病などの生活習慣病とその予備軍を25%減少させる。

結果、2025年度には2兆円の医療費を削減出来るとしています。


しかし、東海大学医学部教授が、日本総合健診医学会の健診データをもとに試算した結果、今回の基準では男性の94%、女性の83%がなんらかの異常を指摘されることが分かったそうです。

また、受診者のうち男性の60%、女性の50%に医療機関の受診を指摘される結果になり、その人たちが受診するとなると健診対象者5700万人のうち3000万人が受診することになり、診察料だけで5兆円が必要になりますし、投薬すればさらに費用はかさむと指摘しています。


いづれにしても、メタボの判定基準は見直す必要があると思いますが、そんな基準がどうのこうのと言ってないで、みなさんは健康的な食事と運動で、元気でスマートな健康的な「生活習慣」、すなわち「健康生活習慣」を身につけて、いつまでも元気でいて、医療費を使わなくてすむようにしてください。


「貴方の健康が、日本を助ける!」と言うことです。

あなたが健康でいれば、医療費もかからないし、仕事も出来るし、いろいろな面で、社会に貢献することになりなりますね。それに「健康は大きな財産です!」ので、メタボに気をつけて、大きなあなたの財産を守りましょう!!

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