ベストセラーの著者に牛乳業界が質問状 有害の根拠示せ

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 ベストセラー「病気にならない生き方」(サンマーク出版)で、著者の新谷弘実氏が「牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になる」などと書いていることに対し、日本酪農乳業協会がつくる学識者の団体が、新谷氏に「科学的根拠を示してほしい」との質問状を出した。

 

 28日付で質問状を出したのは、牛乳に関する知識普及のため、日本酪農乳業協会が栄養学などの専門家16人を組織した「牛乳乳製品健康科学会議」(会長・折茂肇健康科学大学長)。

 「病気にならない生き方」は、内視鏡外科医として日米両国で活動する新谷氏が、自らの臨床経験から導き出したという健康法を説いた本で、130万部を超える。この中で新谷氏は「牛乳ほど消化の悪い食べものはない」「人間が食物とするにはふさわしくない」などと述べている。

 同会議は「主張の科学的根拠に大きな疑問を持っている」と、牛乳・乳製品の摂取増加が閉経後の骨量減少を抑えるという論文を挙げたり、牛肉や卵より優れている牛乳のたんぱく質の消化率を引用したりと根拠を示しながら、8項目にわたり反論。新谷氏に主張の科学的根拠を示すよう求めている。回答期限は4月末。

 日本酪農乳業協会の消費動向調査によると、「牛乳を全く飲まない」人の割合は過去19年10%前後で推移してきたが、06年は13・7%と急増。理由は調査中だが「この本も一つに考えられる」という。

 

※gooニュースより引用
詳しくは下記gooニュースをご覧ください。
gooニュース2007年3月28日(水)12:36

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