渡辺竜王が、コンピューター将棋選手権優勝ソフトに快勝

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 将棋棋士の渡辺明竜王(22)が21日、東京都内のホテルでコンピューターソフトと対戦し、快勝した。

将棋のタイトル保持者が公の場でハンディなしにソフトと対戦するのは初めて。

チェスでは97年に世界チャンピオンがスーパーコンピューターに敗れて世界的なニュースとなっただけに、日本将棋連盟(米長邦雄会長)もほっとした様子だった。

 渡辺竜王に挑戦したのは昨年5月の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した将棋ソフト「ボナンザ」(保木邦仁さん開発)。実力はアマ六段レベルとされる。

対局は持ち時間各2時間、なくなると1手60秒未満で指すというプロ棋戦に近いルールで行われた。

 戦型は先手・ボナンザの四間飛車穴熊に渡辺竜王が居飛車穴熊で対抗。中盤、渡辺竜王が不利と見られる局面もあったが、最後は攻め勝った。

 終局後、渡辺竜王は「思ったよりも強くてびっくりした。実力がプロに迫るくらいまできていると認めないといけない」と話した。米長会長は「渡辺竜王が負けることも予想した。ほっとしたというのが本当の気持ち」と話した。

 近年、将棋ソフトの実力は飛躍的に向上しており、研究者の間では「早ければ2012年にもプロのトップレベルに近づく」などと予測されている。将棋連盟は05年10月、棋士と女流棋士が公の場で許可なくソフトと対局することを禁止した。

 今回は4月に始まるネット棋戦(インターネットを通して棋士が対局する)を盛り上げるイベントとして、将棋連盟が平手での対局を特別に許可した。

※gooニュースより引用
詳しくは下記gooニュースをご覧ください。
gooニュース2007年3月22日(木)01:19

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