乗馬で身も心も健康に!

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動物とのふれあいを通じて心身を癒すアニマルセラピーは、ご存知の方も多いと思います。

その代表格は、陸では乗馬、海ではイルカとスイミングでしょう。

乗馬を楽しむことは欧米では随分古くから親しまれていますが、

日本でも、ここ数年前から乗馬による体力アップやストレス解消が注目されています。

読売新聞2007年2月11日のコラムに紹介されていた内容をかいつまんでご紹介しますね。

 

国際医療福祉大学(リハビリテーション学)の木村哲彦さんが、乗馬の健康効果について、次のようにお話されてます。

乗馬は鞍の上の複雑な動きの中で、身体のバランスをとるために、腹筋や背筋をはじめ、太ももの内側の筋肉など、普段あまり使わない筋肉が自然に鍛えられ、以下の5つの代表的な効果をあげています。

  1. 腹や背、足の筋力アップ:馬の動きにあわせて身体が自然に反応し、腹筋、背筋、大腿筋などが鍛えられる。
  2. 腰痛の予防:姿勢がよくなったり、腰まわりの筋肉が強化されたりする事で、筋力低下が原因で起きる腰痛の予防になる。
  3. 関節の柔軟性向上:特に鞍にまたがる股関節の動ける範囲が広がり、柔軟になる
  4. 転倒予防:筋肉がバランスよく鍛えられて歩幅が拡大。歩行姿勢が安定し、転倒予防につながる。
  5. 心理的効果:馬と意思疎通をはかる楽しみ。豊かな自然の中を馬と共に駆けると、悩み事など吹き飛んでしまう。

木村哲彦さんは、乗馬をモデルに開発された健康器具の開発者のようです。

氏は1971年に英国や北欧のリハビリ施設を訪れ、そこでは手足の麻痺などの障害を持つ人や高齢者に対する乗馬両方を知り、馬に乗る機会の少ない日本人むけに、馬の動きを再現する乗馬マシンの開発に取り組みました。

 

何度か失敗と改善を繰り返し、現在のようなシートが水平方向の動きと前後の傾きを伴いながら8の字に動く、乗馬の鞍の動きを再現しました。

1日15分のマシン使用を週3回、1ヵ月半続けた所、背筋などの筋力が20~60%上昇し、鍛えにくい太ももの筋力もアップしました。

腹筋、背筋,大腿筋など大きな筋肉が鍛えられ、基礎代謝向上にも期待できますね。

木村さんによると、馬との触れ合う癒し効果は無理ですが、身体的な効果はかなり再現されています。マシン15分はウォーキングの30分の運動に相当するとのことです。

当然の事ですが、筋肉の衰えから来る腰痛の軽減や、腰痛予防には効果的ですが、椎間板ヘルニアなどが原因の腰痛は悪化する恐れがありますので注意が必要です。

       

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