松坂、7回無失点で自己最多の18勝目

松坂大輔投手が、18歳でプロ入りして以来初めての18勝を挙げた。

この試合を勝てばプレーオフ進出と思っていた松坂はかなり気合が入っていて、結果は大成功。しかし、星野真章通訳がマジック「1」と勘違いしていて、そのまま松坂につたえたそうで、もう1勝しないといけないのです。

いずれにしても、松坂大輔投手がチームのプレーオフ進出に大きく貢献したことには間違いはない!

(2008年9月23日(火)04:28サンケイスポーツ)

レッドソックスの松坂大輔投手(28)がブルージェイズ戦に先発し、7回2安打6奪三振、無失点の好投で、チームも3-0で勝利。

松坂は西武時代を含めてプロ入り初の18勝目(2敗)をマークした。レ軍は2年連続のプレーオフ進出マジックが「1」となり、22日(同23日、午前8時5分開始)のインディアンス戦で勝って決める。

 “壁”を突破した。ブルージェイズ戦に先発した松坂が、7回2安打無失点の圧巻投球。西武時代の2006年にマークした17勝を上回る、プロ最多の18勝目となった。

 「プロ入りしたときから背番号の数だけ勝ちたいと思っていた。10年目でやっとできたけど、特別な感情が出てきたわけではなく、今までの勝利と変わらないですね」

 私服で右ひじにアイシング姿の松坂は、控えめな感想で笑った。一回からキレのあるスライダーを軸に凡打の山。二回一死一、三塁の場面では、直球で連続空振り三振で切り抜けた。

 ブ軍先発右腕のスコット・リッチモンド投手(29)とは「珍しいこと」と、軸足と踏み出す足の位置がほぼ同じだった。必要以上に土が掘れてしまったマウンドの“違和感”とも戦っていた。六回から踏み出す足の位置をズラして投げたが「先頭打者に二塁打されたのでやめた」と元に戻して後続断ち。ハプニングにも動じなかった。

 スタッフの“勘違い”も好投を演出。この日の試合前の段階でプレーオフ進出マジックは「2」。レ軍〇、ヤンキース●がこの日の進出決定条件だったが、登板前夜、食事をともにした星野真章通訳(28)がマジック「1」と思い込んでおり、松坂は「試合中もボクが勝てば決まると思っていた」。昨年に続き、自身の先発試合での進出決定を狙って、一層の気合が入っていた。

 結局、両軍が勝利し、レ軍が正真正銘のマジック「1」に到達。22日のインディアンス戦で勝てば無条件で進出が決まる。

 「明日の試合で勝つ。みんなそういう気持ちだと思う」

 自力で勝って決める。松坂が、またチームに勢いをつけた。

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