西部時代の松坂(2001-03)

西部ライオンズ時代の松坂大輔投手(2001年~2003年)

2001年

 15勝を挙げ、最多勝を獲得しました。これは高卒の新人年から3年連続の獲得となり、史上初となります。

 沢村賞を受賞しましたが、15敗と負け数も多かったため、選考委員からは反対意見も出ていました。結局、両リーグで唯一の15勝投手であることや、240回1/3という圧倒的な投球回数などが高く評価されての選出となりましたが、2年連続での「該当者なし」という事態は避けたいという思いも選考委員にはあったと思われます。

 当時の藤田元司委員長は、「松坂の150キロを越える豪速球は沢村さんをほうふつさせる。将来の松坂に対する期待を含めて選んだ」とコメントしています。