横浜高校時代の松坂大輔投手

横浜高校時代の松坂大輔投手

 高校時代は、練習嫌いで「サボリのマツ」と言われるほどでありましたが、2年次の夏の甲子園県予選での対横浜商業高校戦で、自身の暴投によるサヨナラ負け以来奮起し、MAX152km/hの豪速球・切れ味鋭いスライダー、カーブ、チェンジアップを武器に超高校級の投手として「平成の怪物」と呼ばれています。

 最後の夏となった1998年の第80回全国高等学校野球選手権大会では、準々決勝で上重聡を擁するPL学園を相手に延長17回という長丁場の試合に250球を投げ完投勝利しました。

 翌日の準決勝・明徳義塾戦でも1イニングに登板し、逆転劇を呼び込みました。決勝戦では、嶋清一以来59年ぶり史上2人目となる決勝の京都成章戦ノーヒットノーランという快挙を成し遂げ、圧倒的な活躍で春・夏連覇を達成しました。

 1998年度新人選手選択会議では、西武が指名順位1位を引いて、横浜、日本ハムの3球団が競合しました。
その結果。西武が交渉権を獲得しました。当初ドラフト直後の会見では、「自分の意中の球団は横浜ベイスターズでした」と語っていましたが、西武へ入団となりました。