松坂、長男への1勝!ウイニング球客から奪回

レッドソックスの松坂大輔投手が米国内開幕戦となるアスレチックス戦に先発し、七回途中まで2安打9奪三振無四球、1失点に抑える快投で、勝利投手の権利を得て、ジョナサン・パペルボン投手に交代した。

その時、松坂投手は、「ウイニングボールは僕にくれよ!」と言っておいたのに、ジョナサン・パペルボン投手はそのウイニングボールを観客席に投げ入れてしまったのです!

松坂投手は先月生まれた長男へのプレゼントと思っていたので、焦ってベンチから飛び出し、観客席と交渉の末、松坂サイン入りボールと交換することとなり、ウイニングボールを取り戻すことができました。

(よかった!よかった!)

 

( 2008年4月3日(木)07:06 SANSPO.COMより) 

 【オークランド(米カリフォルニア州)1日(日本時間2日)】ウイニングボールは息子のために-。

レッドソックスの松坂大輔投手(27)がチームの米国内開幕戦となるアスレチックス戦に先発。七回途中まで2安打9奪三振無四球、1失点に抑える快投で、2008年初勝利をあげた。3月15日に誕生した長男(第2子)への最高のプレゼントとなった。

 白球の落下地点を見逃さなかった。九回を締め、セーブをあげた守護神、ジョナサン・パペルボン投手(27)がウイニングボールを観客席に投げ込むと、松坂はベンチを飛び出した。

 「投げ込むのを目撃したので、ちょっと焦りました。1つ勝って(自宅のあるボストンに)帰るんで、よかったです」

 このボールだけは、取り戻さなくては-。今季初勝利の記念ボールは、先月15日に生まれた長男への誕生プレゼントにすると決めていた。松坂は通訳を伴い、自軍一塁ベンチすぐ上でキャッチしたファンと直談判。自分が持っていたボールと交換することで、ウイニングボールを手に入れた。

 「できればこういう形を東京ドームで出したかった」。東京でのリベンジを、オークランドで果たした。先月25日の日本での開幕戦に続き、米国内開幕戦にも先発。相手は同じア軍でも、内容は別人のようだった。

東京では制球難で6四死球を与えたが、この日は無四死球。ストライクが96球中61球を占めた。ソロ本塁打による1点は許したものの、2安打9三振を奪う会心の投球だった。

 特別な日でもあった。4月1日は、同じ背番号「18」をつけ、師と仰ぐ桑田真澄投手(前パイレーツ)の40歳の誕生日。敵地オークランド入りする前に滞在したロサンゼルスで、現役引退を表明した桑田と食事する機会をもった。「(引退の)事実を知ったときには大きなショックがあった」という松坂は、誕生日プレゼント代わりの1勝を桑田に誓った。

 緩急をつけたこの日の松坂の投球は、速球とカーブを駆使してメジャーに挑んだ桑田の投球術そのもの。本来は球速83マイル(約134キロ)前後のスライダーを76マイル(約122キロ)まで意図的に落とし、MAX94マイル(約151キロ)の直球との30キロ近い球速差をつけ、ア軍打線に的を絞らせなかった。球審が昨季オープン戦で桑田が激突し、右足首を負傷したウォリー・ベル審判(43)というのも因縁めいていた。

 「前回の反省を生かして投げられました。どこの打線にも緩急をうまく使っていきたい」

 松坂の次回先発は、本拠地・ボストンでの開幕となる8日(日本時間9日)のタイガース戦。長男と桑田との誓いを守った松坂が、日本、米国、そして本拠地の“トリプル開幕投手”として、フェンウェイ・パークのマウンドに上がる。

 

ますます、これjからの活躍が楽しみですね~(*^_^*)

 

 

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