日本のAED普及の第一歩はJAL!

今では、医療従事者でなくても一般市民でも使えるAEDですが、以前は医療従事者でないとAEDを使うことが許されていませんでした。

しかし2001年ころ、JALを含む定期航空協会が厚生労働省に対し、機内のAEDを医療従事者だけでなく客員乗務員にも使えるように規制緩和を申し入れたのです。航空機内と言う一定の条件の下であれば、医療従事者以外でもAEDを使えるようにすると言うJALの提案はマスコミに大きく取り上げられ、その後AEDの設置や使用に関して大きく環境が変わり始めました。

そしてついに2004年に医療従事者以外の一般市民によるAEDの使用が可能となったのです。その後国内のAEDの普及はこのサイト記事にもありますように一気に進み、今では鉄道各社の駅はもちろんデパート、商店街など街中にも目にすることが多くなりました。

日本で唯一のADE生産会社は、日本光電工業(株)です。当社は医療機器メーカーであり1965年ころから除細動器の技術を持っていましたが、医療従事者しか使えなかったAEDの当初は市場がなく生産していませんでした。

その後JALなどの動きにより環境が変わり、一般の人が使えるように認可されてから大量に生産され、今ではオレンジ色のバッグに白い文字で「AED」と書かれた日本光電製のAEDはいたるところで見られるようになりました。

 

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