AEDは超簡単トリセツ!

最近では駅やデパートなどでよく見かけるようになったAED(自動体外式除細動器)。

今年の東京マラソンでは、タレントの松村邦洋さんが心肺停止状態になったものの、AEDによって一命をとりとめたことがニュースでも報じられ、改めてAEDの意義を実感した人も多いでしょう。
でも、目の前で人が倒れているときに、実際にAEDで救助をした経験がある人はどれだけいるでしょうか? 未経験者にとって、いきなりAEDを使うのは心理的なハードルが高いものです。
そもそも目の前の人が倒れたとき、いつでもAEDを使っても問題ないのだろうか?
使ってはいけないときもあるのでは?
などといっぱい心配になることがありますね。 

 

そこで、財団法人日本救急医療財団日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会の丸川征四郎委員長に聞いてみました。

「使用する前に、まず肩を叩いたりして意識の有無を確認することが第一です。意識も呼吸もなければ速やかにAEDを使用するべきです。AEDを使ってもいいか否かを迷うことはありません。なぜなら実際に電気ショックをするかどうかはAED自体が判断してくれるからです。電気ショックの必要がないと判断したときにはADEは作動しません」

では、使うときに気をつけることは?

「AEDの操作は音声ガイドに従えば簡単です。救急蘇生をするときに気をつけるポイントとしては、救急措置のために安全な場所に動かすこと。倒れた人を動かしてはいけないといわれますが、安全確保は重要です。AEDのパッドは右胸の上部と左胸下部にきちんと貼ることも覚えておくといいでしょう。あとは、電気ショックのときに救助者、倒れている人ともに濡れていると感電の危険性があるので、濡れた胸は水分を十分に拭きとってください」(同)

一般に普及してきているAEDですが、どこに設置されているのかを把握していなければ素早く対応することはできません。いざというときにはすぐに救急蘇生ができるよう、普段から通勤ルートや会社・自宅近所のAED設置場所をチェックしておくことが大事と思います。


 

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