<AED>出雲市、全小中学校に配備 /島根

全国の学校などにAEDの設置が進んでいます。一方、応急手当普及員の資格を持つ教員が少ないのは問題であり、教員は全員消防署などで講習を受けるべきと思います。

 2008年6月12日(木)18:00 毎日新聞より)

 出雲市は市内50校すべての市立小中学校にAED(自動体外式除細動器)を配備した。開会中の市議会定例会にAED配備関係の補正予算案676万円を上程している。

 「AED」は心臓が不規則に震えて血液を送り出せなくなる「心室細動」の状態になった際に電気ショックを与え、心臓の動きを取り戻すことを試みる医療器機。市では今年2月、市立中学の生徒がサッカーの練習中に倒れて一時心肺停止となる事故があった。しかし当時は市内の小中学校にAEDの配備はなく、市教委ではこの事故を受けてすべての公立小中学校へのAEDの設置を決めた。

 AEDは、学校が閉まっている時の屋外での事故の際にも使用できるよう、各校の体育館壁に設置する。また、器機を実際に活用していけるよう、市消防本部の協力を得て応急手当普及員の資格を持つ教員を養成。各校1人ずつ配置するとしている。【細川貴代】

 

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