避けられない太平洋戦争の御前会議で。

太平洋戦争は、第二次世界大戦の局面の一つで、1941年12月8日の大本営発表日から1945年8月15日の玉音放送を経て、9月2日に降伏調印の期間における、日本と、連合国(主にアメリカ・イギリス・オランダなど)との戦争で、昭和天皇は、大日本帝国陸海軍の最高指揮官にあたります。


1941年(昭和16年)9月6日の御前会議で、対英米蘭戦は避けられないものとして決定されました。天皇陛下は御前会議では発言しないことが通例となっていましたが、昭和天皇はこの席で敢えて発言をし、明治天皇御製の

    「四方の海 みなはらからと 思ふ世に など波風の 立ちさわぐらん」
    (四方の海にある国々は皆兄弟姉妹と思う世に なぜ波風が騒ぎ立てるのであろう)

という短歌を詠み上げました。このことから推察できるように昭和天皇ご自身は開戦には消極的であったと言われています。

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